首都圏外郭放水路・視察視察

2018年10月29日(月)

流域の洪水を軽減する首都圏外郭放水路の「地下神殿」と呼ばれている巨大な調圧水槽を見学しました。

★実はこの施設、日本初‼︎
→国の防災施設を官民連携で世界一の観光資源に育てる「民間運営見学システム」による社会実験が、平成30年8月から始まったのです。

★どんな施設なの?
→ 首都圏外郭放水路は、溢れそうになった中小河川の水を地下に取り込み、地下50メートルを貫く総延長6.3キロメートルのトンネルを通して江戸川に流す、世界最大級の地下放水路なんです。
日本が世界に誇る最先端の土木技術を結集し、平成18年6月に完成しました。

★効果の検証
→2015年9月9日、積乱雲が帯状に連なる線状降水帯が栃木県と茨城県の上空に停滞し、数日間に及ぶ集中豪雨をもたらしました。この時の豪雨により、茨城県常総市の鬼怒川左岸(東側)堤防が決壊しました。埼玉県東部でも豪雨が続き、惨事は避けられないとみられていました。ところが、春日部市などの一部地域が浸水した以外は大事には至らなかった。
なぜか?
春日部市内で350~360㎜の豪雨が降りました。その際、首都圏外郭放水路への洪水流入量は約1837万t、50mプールで約1万2247杯分という計り知れない量になりました。これらの状況から、春日部市を襲った豪雨は、堤防が切れた常総市以上だったと考えられます。それだけに被害を最小限にとどめた、外郭放水路の効果は評価しなければなりません。