江戸川区の誇る地域祭り

日本以外のどの国にも独自の伝統や文化があります。未来を担う子どもたちには、そのような伝統や文化を大切にする心を培い、よりよいものに発展させる力を育んでいくことが大切であるということです。

国際時代を迎え、日本はもとより国際社会で信頼される日本人となっていくためには、何よりもまず自分の生まれ育ったところである「地域=故郷」に誇りと愛着をもち、しっかりと自分が地域の一員であるというアイデンティティーをもてるようになることが重要だと考えます。

皆さん、祭りで地域に生きる大切さを再発見して下さい!

【浅間神社 幟祭り】

篠崎浅間神社(江戸川区上篠崎1丁目)で2年に1度開催される伝統行事の「幟祭り」。氏子である5つの町会・自治会が、高さ25m、重さは何と1トンの大幟をそれぞれ2本ずつ合わせて10本、すべて人力で立ち上げる勇壮なお祭りです。その規模と迫力は、まさに日本一と言えるでしょう。梅雨時に開催されることから、別名「どろんこ祭り」とも言われています。

幟祭りは、江戸時代中期には行われていたという古い行事で、富士山の山開き(浅間神社の例祭日)である7月1日の前日に五穀豊穣を祈願する例祭。

昭和56年1月には、江戸川区指定無形民俗文化財に指定されています。

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【本郷獅子もみ行事】

獅子もみ行事とは、「アラッ、アラッ!」と独特の掛け声で獅子頭を担ぎ、町内を威勢よく練り歩く、無病息災、家内安全、五穀豊穣を願う伝統行事。

江戸時代の安政5年、夏の全国的なコレラ蔓延の時期に始まったとされる。また、大正4年、江戸川対岸の千葉・行徳方面で流行病があり、100人を超える犠牲者が出た時にも、「獅子もみ」をしたことで病気から住民を守ったと語り継がれています。

平成元年2月、江戸川区登録無形民俗文化財に登録されています。

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